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やめられない喫煙習慣は歴とした病気。喫煙の恐ろしさを知って禁煙に挑戦を!

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やめられない喫煙習慣は歴とした病気。喫煙の恐ろしさを知って禁煙に挑戦を!
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高速神戸駅

2017.7.25 14:09:43

 教えてくれた先生はコチラ!

神戸大学医学部附属病院 副病院長
呼吸器内科 教授 西村 善博先生
神戸大学医学部附属病院 呼吸器センターのセンター長を務める。禁煙外来では、70%の患者を成功へ導き、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺がんの治療にも詳しい
「禁煙は病気の治療と同じ。禁煙できた人に「よかったね」「よく頑張ったね」と周りが褒めてあげることも大切です。」
神戸大学医学部附属病院 高速神戸駅▶徒歩約15分
http://www.hosp.kobe-u.ac.jp/


(以下の記事は「ホッと!HANSHIN」2017年8月号に掲載した情報です。)

喫煙に起因する年間死亡者数は、12~13万人といわれており、吸っている自分だけでなく、周りの人の健康まで害する可能性も。「百害あって一利なし」とわかっていても、やめられないタバコ。それは、ニコチン依存症が原因かもしれません。ニコチン依存症は、薬物依存やアルコール中毒と同じ歴とした病気です。しっかりと治療しましょう。

Q 喫煙すると、体にどんな影響があるの?
喫煙は寿命を縮めるといっても過言ではありません。まず、肺がん、食道がん、胃がん、子宮頸がんなど、がん全体の発症リスクを高めます。中でも喉頭がんは、喫煙者がいなくなればなくなる病気とまでいわれています。がん以外にも、動脈硬化、心筋梗塞、脳血管障害、慢性閉塞性肺疾患、消化器潰瘍、アトピー性皮膚炎の悪化、妊娠・出産への悪影響、乳児の突然死、子どもの肥満、しわの増加などにも影響するという臨床結果もあり、喫煙者だけでなく、受動喫煙でもこれらのリスクが高まるといわれています。実際に喫煙が原因でがん、循環器疾患、呼吸器疾患で死亡する人の数は増加しており、がんにおいては、死亡者全体の約20~27%が喫煙に起因しているといわれてます。

【喫煙に起因する年間死亡者数 (内訳)】
12~13万人※1~3
年間死亡者数119万人(H22)の1割
※1. Katanoda K, et al.2008,
※2. Murakami Y, et al. 2011
※3. Ikeda N, et al.2011


平成24年2月27日 たばこアルコール担当者講習会 厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室資料より

Q 受動喫煙って何?
喫煙者が吐き出した煙や、火のついたタバコの先から立ち上る煙を吸い込んでしまうことです。煙は目に見えている以上に広範囲に広がっていて、タバコを消した後も、喫煙者の呼気や周囲にはしばらく有害物質が残っています。気づかないうちに吸い込んでいる可能性が高く、喫煙者の方は、自分の吸ったタバコで周囲の人の寿命まで縮めていることを、理解しておく必要があります。

Q タバコの何が問題なの?
タバコの煙には、4,000種類以上の化学物質が含まれ、約70種類が発がん物質、発がん促進物質を含有しています。中でも一酸化炭素は赤血球のヘモグロビンと結びつき、酸素運搬機能を阻害。ニコチンは中枢神経系の興奮と抑制、心拍数の増加、血圧上昇、末梢血管の収縮などに影響、タールは発がん・がんの進行リスクを高めます。

Q タバコがやめられないのは病気?
タバコに含まれるニコチンには高い中毒性があります。ニコチンが体内に入ると、脳から快感を感じる物質(ドパミン)が放出されます。ニコチンが切れてくると、イライラするなどの離脱症状が現れ、解消するためにまたニコチンを取り入れたくなります。タバコがやめられないのは、ニコチン依存症によるもので、歴とした病気です。禁煙外来にかかるなど、お医者さんや周囲の助けを借りることが必要です。

Q ニコチン依存症かどうかを知るには?
評価法はいろいろありますが、一番わかりやすいのは、朝起きてすぐに、タバコが吸いたくなるかどうか。起きて最初にタバコを吸う方は、ニコチン依存度が高いといえますね。

Q 今から禁煙しても間に合う?
禁煙するのは、早ければ早いに越したことはないですが、禁煙するのに遅いということは絶対にありません。たとえ病気になってからで、禁煙しないより、した方が寿命は延びます。私は、今まで禁煙して後悔している方を見たことがありません。寿命を延ばすだけでなく、体が楽になった、息切れしなくなった、イライラしなくなった、食事がおいしくなったなど、禁煙によるメリットはたくさんあります。

Q 禁煙するにはどうしたらいい?
禁煙ではなく節煙から始めたいという方や電子タバコに頼る方もいますが、頻度やニコチンの量を減らしても、有害物質を体内に取り入れていることに変わりはありません。きっぱりやめて、タバコを吸う習慣をなくすことをおすすめします。吸いたくなったら水を飲む、体操をするなど、他のことをしてみましょう。次のような禁煙を助ける補助薬もあります。
【禁煙を助ける補助薬】
ニコチンパッチ
体に貼ることでニコチンの禁断症状を緩和。徐々にサイズを小さくして、体内に吸収されるニコチン量を減らしていく。
ニコチンガム
タバコを吸いたいときに噛んでニコチンを補給。チューインガムと異なり噛み方にコツがいるので、用法をよく読んで!
バレニクリン
ニコチンを補充しない飲み薬。ニコチンの禁断症状を緩和し、タバコを吸ってもおいしいと感じにくくする効果がある。

禁煙を始めたら2~3日後に、体内のニコチンが消えて、イライラや集中力の低下、食欲の増加などの禁断症状が現れます。この時に、うまく気分転換をして乗り切ることが重要。この日に仕事の休みが重なるよう、土日が休みの方なら水曜か木曜くらいから始めるのが秘訣です。

Q 禁煙外来について教えて!
禁煙外来では、12週間かけ、その間に5回の診察を受けていただきます。条件を満たせば、保険の適用を受けることができ、1万円代で治療を受けられます。当院の禁煙外来、禁煙教室をご希望の場合は紹介状が必要ですので、かかりつけの医師にご相談ください。
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