
阪神よっぱらい研究所
written by Midnight-Silence
2017-7-25#3 今日はいいことがありました

居酒屋ニューみさかや
(大阪市此花区・伝法駅前)
尼崎センタープール前で美味しく楽しくスジ焼をいただいた後は、尼崎で阪神なんば線に乗り換えて伝法へ。ここは、駅を降りた目の前に1軒の居酒屋があるが、あとはファミリーマートくらいしか見当たらない。せっかくなので、ちょっと気になっていた、大阪にあって貴重な広島カープファン御用達のお店を見にいってみる。
街歩きをするときは、地図を見ずに勘を頼りにうろうろするのが面白く、思わぬ発見があったりもするのだが、思ってた方向に進んでいなかったり、元の場所に戻れなくなったり、迷子(子供ではないか)になったりもして、無駄も多く、時間がないとき、疲れているときにはオススメできない。
このときも、「だいたいあの辺」という記憶だけで歩いていったのだが、目指すお店は見つかったものの、閉まっている。帝王の手下氏によれば、「ここ、19時までのようです」。そんなん、会社終わって速攻とんでこないと間に合わへんやん。
ということで、非常に困ったことになった。この辺り(高見フローラルタウン)界隈は、お店のあるところに行くと千鳥橋駅に近づいてしまい、伝法駅界隈で飲んだことにならなくなってしまうのである。意を決して伝法駅に向かって歩いていくが、見事に店がない。夏祭りの季節で、ふとした街角でふとん太鼓が照明に照らし出されて鎮座しているのに出くわすが、店はやっぱりない。
「駅まで戻ってきてしまいました」
「どうしますかね?」
「やっぱり・・・この駅前の『居酒屋ニューみさかや』しかない?」
「43号の方に行ってみますか?」
「いや、もう暑いし、疲れたから、みさかやにしよう」
と入店。L字型のカウンターの中でおかみさんがひとりで切り盛り。先客は仲の良さそうな老夫婦が一組。耳障りなBGMもなく、静かなゆったりとした時間が流れている。
メニューをみると、ホワイトボードいっぱいに様々なメニューが取りそろえられている。ネギトロとから揚げをお願いし、黒霧島を水割りでいただく。
しばらくすると私より一回りくらい人生の先輩と見られるスキンヘッドの男性が入ってきた。よく喋る方で、めっちゃ喋るんだが、なんでも韓国から3か月前にこられたエンジニアで、此花区にあるレジャー施設で働いておられるとのこと。日本語学校に行っているそうだが、3か月でこんなに喋れるのかとびっくりする。
「今日はいいことがありましたので、皆さんにお酒をごちそうします!」
そう言われ、ありがたくご相伴にあずかる。ネギトロもから揚げもとても美味しく、追加でポテトフライをお願いする。お客さん同士の距離が近く、店に温かみがある。こういう雰囲気が、いつしかいいなと感じるようになった。(2017.7.25)
居酒屋ニューみさかや
大阪市此花区伝法4-3-26 06-6461-5377
(大阪市此花区・伝法駅前)
尼崎センタープール前で美味しく楽しくスジ焼をいただいた後は、尼崎で阪神なんば線に乗り換えて伝法へ。ここは、駅を降りた目の前に1軒の居酒屋があるが、あとはファミリーマートくらいしか見当たらない。せっかくなので、ちょっと気になっていた、大阪にあって貴重な広島カープファン御用達のお店を見にいってみる。
街歩きをするときは、地図を見ずに勘を頼りにうろうろするのが面白く、思わぬ発見があったりもするのだが、思ってた方向に進んでいなかったり、元の場所に戻れなくなったり、迷子(子供ではないか)になったりもして、無駄も多く、時間がないとき、疲れているときにはオススメできない。
このときも、「だいたいあの辺」という記憶だけで歩いていったのだが、目指すお店は見つかったものの、閉まっている。帝王の手下氏によれば、「ここ、19時までのようです」。そんなん、会社終わって速攻とんでこないと間に合わへんやん。
ということで、非常に困ったことになった。この辺り(高見フローラルタウン)界隈は、お店のあるところに行くと千鳥橋駅に近づいてしまい、伝法駅界隈で飲んだことにならなくなってしまうのである。意を決して伝法駅に向かって歩いていくが、見事に店がない。夏祭りの季節で、ふとした街角でふとん太鼓が照明に照らし出されて鎮座しているのに出くわすが、店はやっぱりない。
「駅まで戻ってきてしまいました」
「どうしますかね?」
「やっぱり・・・この駅前の『居酒屋ニューみさかや』しかない?」
「43号の方に行ってみますか?」
「いや、もう暑いし、疲れたから、みさかやにしよう」
と入店。L字型のカウンターの中でおかみさんがひとりで切り盛り。先客は仲の良さそうな老夫婦が一組。耳障りなBGMもなく、静かなゆったりとした時間が流れている。
メニューをみると、ホワイトボードいっぱいに様々なメニューが取りそろえられている。ネギトロとから揚げをお願いし、黒霧島を水割りでいただく。
しばらくすると私より一回りくらい人生の先輩と見られるスキンヘッドの男性が入ってきた。よく喋る方で、めっちゃ喋るんだが、なんでも韓国から3か月前にこられたエンジニアで、此花区にあるレジャー施設で働いておられるとのこと。日本語学校に行っているそうだが、3か月でこんなに喋れるのかとびっくりする。
「今日はいいことがありましたので、皆さんにお酒をごちそうします!」
そう言われ、ありがたくご相伴にあずかる。ネギトロもから揚げもとても美味しく、追加でポテトフライをお願いする。お客さん同士の距離が近く、店に温かみがある。こういう雰囲気が、いつしかいいなと感じるようになった。(2017.7.25)
居酒屋ニューみさかや
大阪市此花区伝法4-3-26 06-6461-5377