8月19日から9月23日にかけては「500日前Startingマンスリーイベント」として様々な関連イベントを開催し、「平城宮跡第一次大極殿正殿復原整備工事現場特別公開(第7回・最終回)※」(2008年9月21日〜23日)では全体で3万人もの来場者を記録しました。今回の公開は、大極正殿の鴟尾(しび)を屋根の目線から眺めることのできる最後の機会であったこともあり、名古屋・大阪方面を中心に多くの人々が集まり、最高で1日に11,000人を集客した日もありました。
このような集客状況を例にすると、1300年祭会期中は1日あたり最高2〜3万人の来場をも想定して交通輸送計画を立てておかなければならないという新たな課題も明らかになってきました。
9月13日は東京で「奈良ゆかりフォーラム」を開催しました。歴史的に奈良の都とゆかりのあった太宰府市・多賀城市・国分寺市・三豊市の首長を招いて、全国各地で奈良とのつながりを再認識するプロジェクトを興していこうとするものです。
このような形で、各地の都市と交流を温めつつあるわけですが、一番近い関西での都市交流がいまひとつ熱くならないのが残念でもあります。聖武天皇の足跡を振り返るだけでも紫香楽京、難波京等々ゆかりの地が多数あるわけですから、各地で関連イベントを連続させることで盛り上がりを高めていくような展開にも期待したいところです。
関西の都市のつながりを意識させるようなイベントやキャンペーンといえば、JR「三都物語」が有名ですが、残念ながら奈良が加わっていません。しかし「阪神なんば線」でつながることで、神戸・大阪・京都との結びつきもできるのではないかと期待しているところです。
奈良は修学旅行のメッカでもある一方で、大型の宿泊施設が不足しているため、これらの都市とのつながりを強化することで相互に活性化を図っていくことができるはずです。
※大極殿正殿復原事業
平城宮跡では、1978年に策定した「特別史跡平城宮跡保存整備基本構想」に基づき、宮跡全体を「遺跡博物館」とみなした整備・活用事業が文化庁により進められています。その一環として第一次大極殿院地区では、中心建物である大極殿(大極殿正殿と呼称)の復原工事が、遷都1300年となる2010年の完成を目指して2001年より開始されました。この復原工事の過程を広く公開するとともに、関連資料を展示する施設として、第一次大極殿正殿復原工事一般公開施設が、復原工事現場に隣接して設置されています。〔奈良文化財研究所〕 |
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