| 隊員 |
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今回取材に訪れた日がたまたま盆休みということもあり、親子3世代で会場を巡り、小さな孫と一緒に可動展示のボタンを操作したりと、ほほえましい様子を各所で見ることができました。ジオラマ・ワークショップでも、大人も子供も一緒になって製作に熱中されている姿が印象的でした。 |
| 南條 |
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今回初の試みですが、ものづくりの楽しさを世代を超えて分かち合ってもらいたかったのです。今後の作品展を見て、「自分のつくった人形だ!」と楽しんでもらえたらなお良しですね。
私の作品展では、孫や子供を連れてくる方が多く、とりわけお婆ちゃん方が展示を前にして雄弁に昔のくらしぶりを語っておられます。もちろん日常から語っておられるようですが、その時代の実体験のない子供達にとっては話を聞くだけでは理解できないのでしょう、展示を見て「やっと婆ちゃんの話していたことがわかったわ!」と言ってくれるのがうれしいですね。 |
| 隊員 |
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現在の所、大正時代の作品が未完成なので、今後の作品展がもっと楽しみになりました。 |
| 南條 |
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大正時代の大阪は、モダン大阪の娯楽場:ルナパークと初代通天閣の姿で表現する計画です。古い写真等をもとに建物の図面を起こし、模型を製作します。同時にそのシーンに収まる人物もつくっていきます。今回のワークショップでは、その製作現場も公開しています。 |
| 隊員 |
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明治・大正・昭和の終戦期とくれば、次は高度経済成長期が再現されるのか?と思うのですが、ここまでくれば私達も実体験のある時代なので、ぜひつくっていただきたいと思います。私も自分の子供に語れるものが欲しいな、と感じましたよ。 |
| 南條 |
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例えば、どんなシーンが高度経済成長期を象徴すると思いますか? |
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・・・隊員は考え込んでしまう。大阪都心の高度経済成長期を代表するシーンといえば、駅前百貨店と大きな商店街、映画館か?とも思いつつ、すぐには答えられなかった・・・
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実は今回の作品展にはひとつの大きな物語があるのです。もとになる主人公は、日露戦争以後に大阪に生まれた子供で、明治・大正期を過ごし、成人してからは学校の先生になっている。そこに昭和の大阪大空襲があって、親を亡くした孤児に出会う。先生は孤児の支えとなって生きていく。
そこからは主人公がこの孤児に移り、野坂昭如作品「火垂るの墓」のように戦後の荒廃の中を逞しく生き抜いていく。やがて時は移り、高度経済成長期の少し手前で彼は立ち止まり、「行くか、戻るか…」と思案しているシーンで時代表現は止めてある。その先にあるのは様々な物質に満たされた輝かしい未来か、それとも…
会場の展示構成は終戦直後からはじまり、孤児の少年を主人公とした戦後復興のドラマに移行し、やがて高度経済成長の手前に至る。そこで迷った少年が、かつて自分を支えてくれた恩師に尋ねる。恩師は、自分の生きてきた歴史を振り返ってみせる…というように順番を入れ替えて演出してみました。
また会場の一番最後に見ていただく影絵は、私の子供時代の思い出を表現しています。 |
| 隊員 |
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無名の庶民の生き様が、3つの時代の器の中でつながりあい、行き来するような物語構成なのですね。ところで、これまでの来場客の反応はいかがですか? |