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1995年1月17日に起こった阪神・淡路大震災は、各地に未曾有の被害をもたらしました。阪神エリアでも、多くのまちや人が被害を被り、悲しみや苦しみを乗り越えて復興をめざしてこられました。
震災から13年が経過した今日、あの日の経験を忘れず、安全なまちづくりや命の尊さをふまえて共に生きることの素晴らしさを分かち合おうとする活動が、様々な方面で活発に展開されています。
そこで今回は、HAT神戸の様々な施設を巻き込んで展開されたイベント「防災EXPO2008」の模様をご紹介しましょう。 |
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◇世界から小さな防災の知恵が集まった「防災EXPO2008」
HAT神戸にある「人と防災未来センター」「JICA兵庫国際防災研修センター」「兵庫県立美術館」「財団法人兵庫県国際交流協会」の4つの施設を舞台に、1月9日より12日間にわたって開催された「防災EXPO2008」は、楽しみながら防災の知識を得るユニークなイベントとして注目されるものです。
ところで皆さんは、「防災=BO−SAI」という言葉が、「津波=TSUNAMI」と同じように世界共通の言葉として使われていることをご存知でしょうか?
地震、台風をはじめ多くの自然災害を経験してきた日本では、様々な防災の知恵や技が編み出され、世界の中でもその先進国として位置付けられています。
一方、世界各地にも、災害をテーマとした優れたボードゲームや様々な保存食、開発途上国での「モノ」に頼らない暮らしなど、私たちが改めて学ぶべき防災の知恵があります。
そこで、こうした日本と世界の様々な小さな知恵を集め、個人レベルの身近な防災活動に役立てたいという関係者の想いが、今回の「防災EXPO」の開催につながったそうです。
「防災EXPO」のキーコンセプトは、「防災の日常化」と「国際協力」です。
防災を非日常的な取り組みではなく、日常のものとして意識するためには、様々な創意工夫が必要になることでしょう。
今回のイベントでは、「ゲーム」や「アート」、「グッズ」、「食」といったジャンルにおいて、世界中からの生きた教材を展示・活用し、防災に対して参加者自らが考え、自然と危機管理意識を高めることができるような工夫が凝らされていました。 |
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◇大人も子供も楽しく学べるイベントの数々
各施設で開催された代表的なイベントをご紹介しましょう。
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朗読でつづる神戸からの声 命つないで(1/14) |
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1.17式典(1/17) |
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世界の防災グッズと防災の知恵展 |
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防災グッズのセレクトショップ |
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防災のこころを伝える絵手紙展 |
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影絵人形紙しばい「テトテト」(1/20)
被災体験話をもとにした、6人の参加アーティストによる影絵や人形劇、紙芝居の上演 |
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震災体験手記の作品展
被災体験をアニメや絵本、漫画、TVゲーム等に変換した作品展示 |
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世界の防災教育ゲーム展 |
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世界にとどけ、日本の防災〜国際協力の新しいカタチ〜写真展 |
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考え、つくる防災展大震災の体験談や、探検家・ホームレスの方々のサバイバル術、青年海外協力隊員が海外生活で実感したアイデア等をもとに、災害時に役立つ知恵や技を皆で考え、つくる参加型イベント |
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世界の保存食ランチ |
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防災寄席+パネルディスカッション(1/12) |
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サバイバルクッキング教室(1/19)
被災経験のある料理研究家から、栄養と衛生に配慮した生き残るための料理法を親子で学ぶ教室 |
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防災すごろくスタジアム−GURAGURATOWN杯−(1/20) |
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イザ!カエルキャラバン!(1/13〜14)
子供を対象に、防災訓練に参加すればもらえるポイントをもとに、玩具等をかえっこするイベント。救助犬のデモンストレーション等の体験コーナーもあり |
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シェルターフェスティバル(1/19〜20)
建築家やデザイナーが提案する災害用シェルターの展示 |
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私たちがイベントに訪れた日は、「シェルターフェスティバル」の製作中で、ビニール傘、タマゴのパックといった意外なものからつくるシェルターや、均等にカットされたベニヤ板を組み合わせてつくるもの、かまくら型のものなど、夢の基地とも呼べるようなユニークなシェルターが広場一杯に立ち上がっていくのを楽しく見学できました。
これらのシェルターとしては、もちろん一時的な避難用途のものが多い中、カイワレダイコン等の植物を栽培してくらしに役立てようとする一風変わったシェルターの使い方を提案するアイデアもあり、避難生活が長引く場合に大活躍しそうだと感心させられるものもありました。
また、災害時の教訓を子供にわかりやすく伝えるために各国で開発されたゲームを体験できるコーナーもあり、子供が夢中になって遊ぶ姿が見られました。(わが家でも、防災セレクトショップで防災すごろくゲームを買い求めました)
さらには、「世界の保存食ランチ」では、酢やスパイス、醤油、味噌、乾燥保存された食材等を活用して作られたエスニック料理を楽しむことができました。
私たちのくらしのなかで、「防災」を日常のものとして意識するということはなかなか難しいことですが、このような機会に参加して様々なサバイバル術を入手し、日常の備えを実践しておくことで、イザという時に落ち着いて対処できる能力が培われるものとなるはずです。それこそが被害を最小限に抑える「減災」にもつながることでしょう。
そういう意味でも、ぜひ継続的な開催と活動の輪が拡がっていくことに期待したいものです。 |
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