
灘の大手酒造会社白鶴が、クリスマスにちなんで開催支援するイベント「Hyogo X'mas Jazz Festival」も今年で二年目を迎え、季節恒例のイベントとして定着してきた感があります。
会場のある兵庫県立芸術文化センターは、阪神・淡路大震災からの文化復興のシンボルとして2005年10月にオープンし、コンサート・オペラ・バレエ・演劇・落語等々芸術文化の新しい発信拠点として様々なイベントが展開されていることでも知られています。
このセンター内の小ホールは客席数400席余りで、中央にステージを囲んで全方向に客席が拡がるスタイルで、まるでライブハウスのようなステージと客席との一体感が楽しめる素晴らしい空間なのです。今回のジャズフェスティバルもこの小ホールで開催されています。

「Hyogo
X'mas Jazz Festival(ジャズを感じる6日間)」は、ジャズというジャンルの中で活躍されている様々な一流プレイヤーによる演奏を楽しめるイベントです。
1年目は秋吉 敏子さん(ピアニスト)、タイガー大越さん(トランペッター)、cobaさん(アコーディオニスト)、伊藤君子さん(ボーカリスト)、渡辺香津美&鈴木大介さん(ギターリスト)、北野タダオ&アロージャズオーケストラ+兵庫県立高砂高等学校ジャズバンド部が6日間にわたって素晴らしい演奏を披露されていました。
2年目の今年は、大阪・新世界商店街にある知る人ぞ知るジャズレーベルのアトリエ澤野スペシャルとしてフランスのジャズトリオ「ジャン・フィリップ・ヴィレ・トリオ」で開幕しました。
会場となる小ホールのロビーには日本酒のボトルや樽が美しくディスプレイされ、ジャズといえば洋酒のイメージが強いなかで、意外と地元灘の日本酒との相性も良さそうだな…と思わせてくれます。
今回のイベントでは、約2時間ほどの素晴らしい演奏に酔いしれた後に、カットグラスが美しいカップ酒と酒由来成分の入った化粧品サンプルがお土産として配布され、後でゆったりと余韻を楽しませてくれる心憎いサービスでありました。
欲を言えば、いつ行っても西大阪線沿線のまちなかにおいしい地の酒とライブが楽しめるお店ができれば素晴らしいことですが、それは地元の蔵元さんにこの場をお借りしてご提案するといたしましょう。

ところで、今回のジャズフェスティバルの開催に地元の酒造会社が支援するといったものは、企業メセナ活動と呼ばれるもので、古代ローマ時代の皇帝に仕えた高官マエケナス(Maecenas)が、詩人や芸術家を手厚く庇護したことが語源となっているそうです。
地元酒造会社によるメセナ活動は、コンサートに限らず様々な方面で展開されていますが、このような活動は近年に始まったことではなく、歴史をひもとけば、俳諧・浄瑠璃・茶の湯・書画・陶芸・建築・祭り等々の素晴らしい文化が華開いた土地には、名酒の産地としても栄えてきた歴史があります。
まさに酒を醸すように文化も醸され、人々のくらしを奥深く豊かなものにしてきた営みにも想いを馳せながら、今宵の一献を心ゆくまで楽しみたいものですね。
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兵庫県立芸術文化センター前に位置する西宮市高松公園では、地元商業者や市民が一体となって、クリスマス気分を盛り上げるイベントを実施中です。今年のテーマは西宮市と姉妹交流のあるフランス「アジャンのクリスマス」
街角コンサートやキャンドルイベント、餅つき大会など盛りだくさんな内容が企画されています。
この活動も今年で2年目を迎え、芸術文化センターと共に文化の薫り高いまちづくりをめざそうとする市民や地元企業の心意気が伝わってくるものです。
お問い合わせは、西北活性化連絡協議会(0798-66-9335)まで。
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| 西宮のまちの新たな冬の名物となったクリスマスツリーと兵庫県立芸術文化センター |

日本酒を傾けてジャズを楽しむのもいいね…という気分を誘うロビー展示 |
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| 今年のジャズフェスティバルのポスター |
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「日本酒心美体プロジェクト」をPRする、うれしいお酒のプレゼントが… |

財団法人神戸ファッション協会では、毎年「灘の酒と食のマリアージュ」というイベントを開催し、今年で13回目を数えるに至っています。
きき酒会やグルメパーティー、ジャズコンサートをはじめとするイベントを楽しみながらのにぎやかな酒宴は各方面で反響が大きく、あっという間に入場チケットが売り切れるほどの人気イベントとして定着しています。
http://www.kfo.or.jp/sake/2006/

灘の蔵元が所有する美術工芸コレクションを展示するミュージアムを一部ご紹介しましょう。このほかにも、阪神間には酒造の歴史等を展示するミュージアムが多数あります。
辰馬考古資料館(白鷹、西宮市松下町2-28)
白鶴美術館(白鶴酒造、神戸市東灘区住吉山手6丁目1-1) |
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