西大阪線あこがれぷらっとホーム楽会 街と街、人と人、関西の未来にもつながる西大阪線
 
トップページ 西大阪線エリアコンシュルジュ 特集1 特集2 平城遷都1300年記念事業応援隊 リンク集 ご意見・ご感想
「特集テーマ」では、沿線のまちの意外なつながりにまつわるお話を中心に、連載コラム形式でご紹介していきます。
酒づくりの歴史や酒蔵のご紹介、酒に合うグルメやイベント情報など盛りだくさんに取り上げてみたいと思います。
沿線には、大人の社会学習にも使えるスポットが盛りだくさんです。

特集テーマ: お酒が醸す素晴らしき沿線文化

西大阪延伸線でつながる沿線地域には、日本でも有数の酒蔵が多数存在しています。今回は西大阪線延伸事業によって、新たにつながる奈良方面でのトピックスでもあり、また全国各地の醸造事業関係者にとっては恒例行事となっている「大神神社(おおみわじんじゃ)醸造安全祈願祭」の模様をお届けします

   
全国の酒づくりの安全を祈願する一大イベント

 奈良県桜井市大神神社(おおみわじんじゃ)では、毎年11月14日に「醸造安全祈願祭(酒まつり)」が開催されています。この時期は新酒の仕込みに入る季節で、全国の酒造業者、酒蔵、杜氏が参列して、醸造安全と酒造界の発展を祈願されています。ちなみにこの祈願祭では、ビールやワイン、焼酎の祈願も行われています。

  大神神社とは、奈良盆地をめぐる青垣山の中でもひときわ形の整った三輪山をご神体として信仰するもので、山の一木一草に至るまで神宿るものとして、一切斧をいれることなく守り続けられていることでも知られています。
 桜井駅から奈良交通バスに乗り換え、国道沿いの大鳥居から歩くこと5分程度で二の鳥居に到着します。
 ここからは松、杉、檜などの大樹に覆われた参道を進み、拝殿付近に到着すると、既に「きき酒コーナー」や「全国各地の酒展示コーナー」には黒山の人だかりができ、大にぎわいの様子でした。

 やがて10時過ぎになり、神主さん達が拝殿に向かって進まれると、急に周囲は厳かな雰囲気に包まれます。神殿には、酒、米、魚、果物野菜、菓子類といった数々の奉納品が高坏に掲げられてお供えされ、高らかに祝詞が奏上されました。
 祝詞の後には4人の巫女が三輪の神杉の枝を手に登場し、笛や箏の音に合わせて「この御酒は わが御酒ならず 倭なす 大物主の醸みし御酒 いくひさ いくひさ」という歌に合わせて華麗に舞う「うま酒みわの舞」が披露されました。
 祈願祭の締めには、奉納された四斗樽からも酒が振る舞われ、かぐわしい木の香が漂っていました。「きき酒コーナー」では、テーブルに並べられた全国各地の地酒を、コップで好きなだけいただけるもので、ほろ酔い気分でご当地自慢に花が咲く風景も見られました。

 ところで、各地の酒蔵の軒先には、鞠のような杉の葉の玉が飾られているのをご存じですか?
 これは「しるしの杉玉」といい、三輪の神杉の枝を丸く束ね、酒づくりのお守りやシンボルとして大神神社から授与されているものです。杉玉は、お馴染みの「くす玉(薬玉)」のルーツでもあるとのこと。
 これが青々とした杉玉に掛け替えられるとき、薫り高い新酒ができたしるしです。
 ぜひみなさんも、この杉玉を目印に、地元の酒屋さんを訪ねてみてくださいね。おいしい新酒だけでなく「新酒のしぼりかす」でつくる粕汁は、絶品の冬のご馳走になります。

トクトク情報
くすりの水

 大神神社のなかにある狭井神社(さいじんじゃ)は、古くより華鎮社(はなしづめのやしろ)と称され、病気を鎮める神としての信仰が厚く、ご神水の湧き出る薬井戸があります。
 ここからはご神水がこんこんと湧き出ており、この霊泉は万病に効くと古くから伝えられているため、方々から水を汲みにくる人が後を絶たないとか。
 ちなみに地元桜井の地酒は、この湧き水を使って仕込まれたものだそうです。
 地域には、美しい水や森を大切に守る活動が脈々と受け継がれています。

地元三輪の酒を醸す山の湧き水「くすり水」

祈願祭の開始(神主さん達の登場)

高さ32m日本一を誇る大鳥居   二の鳥居からは巨木に囲まれた森の中を進んで本殿に至る参道が続く

各種並んだ一升瓶の数はまさに壮観 全国各地の酒が展示されたコーナー


きき酒コーナーには、各地からお酒好きが集まり、なかにはツマミ持参で挑む強者も...


お酒にまつわる豆知識

三輪は「うまし酒の神」といわれる由縁とは

 大昔から日本では米作りが国づくりを支えてきたと言っても過言ではなく、米をより多く収穫することが、そのまま国家の繁栄と国土の安寧につながってきました。大和王朝が築かれた当時は、三輪山の神々に豊作と国家の安寧や発展を祈ったそうです。
 また、第十代崇神天皇の御世には大変な国難に見舞われたため、力を合わせて国家経営を図ることを目的として、高橋邑活日命(たかはしむらのいくひのみこと)を杜氏に命じ、一夜にして大変に美味しい酒を造らせ、三輪山の神々にお供えしました。(現在、大神神社拝殿の北には、杜氏の祖神「活日神社」が奉られています)
 これを期に人々はその年に収穫した米で美味しい酒をつくり、それを三輪山の神々にお供えするとともに、人々もそれを共飲して、神々のエネルギーの一端を頂戴し、心を一つにして力を合わせて国家再建に尽くしたということです。
 その後、「三輪の神様は、すなわち酒の神様」として信仰されることになりました。 なお、「さけ」という言葉の起源は「さかえ(栄え)」が縮まったものであり、酒を飲んだ心地よい気分が周囲を和ませ、活気に満ち、世の中の繁栄を連想させるものとして、今日も多くの人々に愛されているというわけです。

「西大阪線あこがれぷらっとホーム楽会」は、在阪企業等に所属する有志メンバーで構成される「西大阪線沿線まちづくり研究会」が開設・運営しています。
Copyright (C) 2006 西大阪線沿線まちづくり研究会. All Rights Reserved. | SiteMap | Contact us |