
近年よく話題にのぼる「スローフード運動」は、「美食とは何か」という問いかけにはじまり、地域の伝統の食事(郷土食)、素朴で質の良い食材や酒を見直し大事にしていこうとするものです。
西大阪線沿線地域において姫路市は、世界遺産・姫路城の城下町という豊かな歴史や伝統文化を今日に継承し、また播磨地域の中核都市として様々な「うまい酒・うまいもの・名品」が集まるまちでもあります。

そんな姫路の魅力を一度に楽しむことができるのが、「全国陶器市」の開催時期なのです。この時期には、紅葉の始まった美しい城の景観を愛で、また城内の特別公開や菊花展を鑑賞し、まちなかに設けられたオープンカフェでくつろぐことができます。
また、観光振興策の一環で、新たに「お姫様ボランティアガイド」も活躍され、城内観光に華を添えてくれることまちがいなしです。
今回開催された「全国陶器市」は19回目となり、「播磨うまいもん祭り」「姫路青空バザール」との併催となっていました。会場となった大手前公園には色とりどりのテントやバルーンゲートが立ち並び、また周辺の路上ではステージを設けてミニ・ライブが開催され、にぎやかな雰囲気で満たされていました。
「全国陶器市」では、北は福島、南は沖縄まで全国31産地約20万点の有名陶器が集められ、「これで一杯やれたら…こんな料理を盛りつけたらさぞ食卓が華やぐだろうな…」
とつぶやきながら散策を楽しむことができました。もちろん方々からお目利きさんも来られているらしく、値段交渉が白熱している場面も見受けられました。
このイベントは、「姫路城の歴史文化と陶器の伝統文化との出会い」をテーマにし、本来は姫路のまちが陶器とは無縁だったことを逆手にとった、市民によるまちの活性化企画としてスタートされたものだそうです。
日本六大古窯や有名な窯元を誘致し、陶器を廉価で販売するため産地行脚などを繰り返した結果、今日では有名産地や地方の若手作家に認知され、多数の出店につながったとのこと。まさに城下町の町衆の心意気が華咲いた素晴らしいイベントでした。
また、会場には陶器の販売コーナーだけでなく、全国角皿作品展や楽焼にチャレンジできるコーナー、お茶席も設けられ、見事な天守閣を眺めながらの一服を楽しむこともできました。
併催の「姫路青空バザール」は毎月2回程度開催されているもので、市内の代表的なフリーマーケットとして知られているとのことです。
なお、これらのイベントは「ひめじ町衆の祭典実行委員会」によるもので、昭和60年頃から市民活動として様々な活性化のための取り組みを展開されているとのことです。
※ お問い合わせは、ひめじ町衆の祭典実行委員会(姫路市産業・港湾振興課内)tel 079-221-2522へ。

一方、「播磨のうまいもん祭り06’食の陣」は、播磨地域の海の幸・山の幸が大集結したイベントで、いわゆる「播磨地域のスローフード」の祭典といったところでしょうか。
地酒・地ビール、天ぷらかまぼこなどの練り物、このしろ鮨、もちむぎ麺、姫路レンコン入りお好み焼きやたこ焼き、和菓子、姫路おでんなどの33軒のブースが並び、いずれも珍しいものであるため目移りに心悩ませる一時でした。
なかでも「姫路おでん」とは、こってりした出汁で煮込まれたおでんの具を、しょうが醤油をつけていただくのが姫路流とのことで、姫路食文化協会では「姫路おでん」をいただけるお店マップも配布されているほどです。
これからの肌寒い季節には、「姫路おでん」と地酒を共に城下町でゆったりと時を過ごすのも風流なものでしょうね。

姫路城完成400年目・世界遺産登録15年目を記念して「姫路菓子博2008(第25回全国菓子大博覧会・兵庫)」が開催されます。
会 期:平成20年4月18日〜5月11日の24日間
会 場:姫路城周辺
全国菓子大博覧会は、明治44年に東京赤坂で開催され、以後約100年の歴史をもち、姫路で第25回目の開催が予定されるという由緒正しきイベントなのです。 |
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播州は日本一の酒米・山田錦の産地で、かつては西灘と呼ばれた時期もあったとのこと。現在、姫路の地酒としては「白鷺の城」や「龍力」などが知られ、10の蔵元があります。
地域には、本物の酒づくりを続ける蔵元と、その酒蔵を応援するメンバーによる「播酒懇」という会があり、播州の酒文化・食文化を研究し、地域の発展に貢献する事を目的に活動されているとのこと。春の「搾りたてを楽しむ会」や、秋の「熟成を楽しむ会」などを開催されています。
また、今年10月には姫路市魚町に、全国から取り寄せた約60種のカップ酒や日本酒の小瓶が棚に並ぶカップ酒専門の飲食店「タチノミの家」がオープンし、「女性も気軽に入れるおしゃれな立ち飲み店」として人気を集めています。 |
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